顕微鏡歯科で天然歯を残す虫歯治療

日本顕微鏡歯科学会主催サテライトセミナー

2014年10月5日(日)にアピオあおもり(青森県)で「患者さんから求められる顕微鏡歯科治療とは」と題した日本顕微鏡歯科学会主催サテライトセミナーが行われます。

(画像はチラシより)

内容は、手術用顕微鏡の基礎知識、顕微鏡用器具を用いた高成功率の根管治療、顕微鏡下の日常臨床、顕微鏡治療のマネージメント。参加費は会員は無料。申し込みはFAXにて。

顕微鏡歯科治療

少し古い映画ですが、ミクロの決死圏(fantastic voyage)という映画をご覧になった人がいらっしゃるかもしれません。人間を赤血球ぐらいの大きさにして、病気の治療を行うといったSF映画です。

(画像はAmazon.co.jpより/Fantastic Voyage)

歯医者さんが小さくなって治療するわけではありませんが、歯科でもミクロの決死圏のような治療が広まりつつあります。

顕微鏡歯科治療という、顕微鏡を用いて歯を30倍程度に拡大して行う治療です。

今までの歯科治療は暗く狭い口の中は「手探り」で治療しているのに似ています。顕微鏡を使うことにより、明かりの下、目標をきちんと見ながら治療が可能になります。

治療法そのものは特に新しいものはありませんが、特に根管治療(歯の中の神経があるところの治療)では、顕微鏡を用いることによって、正確な部位を治療することができるので、成功率が上がります。結果として再発も減ります。

癌の手術が内視鏡を用いることによって患者さんの身体的負担が少なくなったことと似ています。

顕微鏡歯科治療の問題点

細かいところが見える、ということは歯医者さんの手技も新しくなります。また、細かいところが見えるので、治療に時間がかかります。

保険も認められていますが、設備投資と治療時間を考えると割が合いません。

技術に関しては、日本顕微鏡歯科学会が中心となって技術の紹介と技術を持った歯医者さんの認定を行い、HP上で公開しています。

▼外部リンク

サテライトセミナー ちらし
http://kenbikyoshika.jp/satellite_symposium/2014aomori.pdf

日本顕微鏡歯科学会 指導医・認定医一覧
http://kenbikyoshika.jp/ninteii.html