新聞報道を受けて
厚生労働省は歯科用ハンドピースの滅菌処置が不十分であるとの報道を受けて、各都道府県等の衛生主幹部に「歯科医療機関における院内感染対策について」の通知を行った。
歯科の院内感染マニュアル
日本歯科医師会はこれまで院内感染マニュアルを作成している。最新のものとしては「一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針」がある。そのなかでは、使用したハンドピースは患者ごとに交換することと、オートクレーブ滅菌することが強く勧めている。
ハンドピースの危険性
口腔内の汚染物質が内部に吸い込まれるサックバック現象が問題となり、各メーカーはサックバック防止構造を備えた。
しかし、色素による検討から完全に防ぐことは出来ていないことが明らかになった。超音波洗浄でもウイルスや細菌が残存している可能性は否定できない。
院内感染対策
院内感染を防ぐこときちんと行っている歯科医に関しては健康保険で点数が認められている。この点数が認められるには届出が必要。届出済医療機関は各都道府県の厚生局で公開されているが、一覧は院内感染防止対策促進協議会ホームページ参照。
▼外部リンク
厚生労働省通知
http://www.tokyo-sk.com/wp/wp-content/uploads/2014/06/
一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針
http://anshin.pref.tokushima.jp/med/experts/docs
院内感染防止対策促進協議会
http://kansenboushi.com/