スリーエムがアンケートを実施 8割近くが銀歯を保有する40代はむし歯や歯周病のリスクが高い

40代は銀歯団塊世代

スリーエムヘルスケア株式会社は「歯と口の健康週間」(6月4日~10日)に向けて、銀歯に関するオンライン調査を全国の20代~60代の男女2万人に実施した。その結果、銀歯の保有率は71.2%で、最も多い世代は79.7%の40代だった。

(画像はプレスリリースより)

監修した高橋英登医師によると、先進諸国での銀歯保有率がほぼゼロであるのに対し、日本人の銀歯保有率は非常に高いという。特に、“銀歯団塊世代”ともいえる40代では、10年以上銀歯を保有している人が4割以上。つまり、歯科疾患リスクが最も高い世代でもある。

銀歯は年数の経過で酸化、劣化して、むし歯や歯周病などのリスクになる。実際に、他の世代で減少傾向にあるむし歯が45歳以上では増加している。

銀歯を白い歯に替えたい

女性の銀歯保有率は男性より高いが、中でも40代女性の銀歯保有率は82.9%と最多。女性は妊娠・出産を経ることで、口の中の細菌のバランスが変化して免疫力が落ち、むし歯になりやすいからだ。

銀歯を選んだ理由は、「他の方法は勧められなかった」人が64.6%、保険適用外の治療費を払いたくなかったから、という人が29.6%だった。

銀歯を白い歯に治療する意欲については、1本3万円以上の白い歯を入れてみたい人が4%、3万円未満なら白い歯を入れてみたい人が約50%。治療への意欲は3万円以下で増加する。40代では8割以上が低価格で短期間の治療を望んでいることがわかった。

スリーエムヘルスケア社は従来の治療費の半分以下の白いかぶせ物(クラウン・歯冠)を開発、「3Mの1日で白い歯」として販売している。同社はアンケートの結果から、歯科疾患のリスクの高い40代のニーズに応えた治療法と考えている。

▼外部リンク

スリーエム ヘルスケア株式会社プレスリリース
http://www.mmm.co.jp/