ライオンが「予防歯科」に関する意識調査を実施、日本を欧米と比較した結果

歯医者へ予防に

ライオンは、「予防歯科」の考え方が一般的に根付いているアメリカ・スウェーデンと日本の3カ国においてオーラルケアに関する意識調査を実施し、5月20日結果を発表した。

予防歯科は、ムシ歯などにかかってからの「治療」ではなく、かかる前の「予防」を大切にする考え方で、歯科医院などでの定期的な健診等を通じて「プロケア(プロフェッショナルケア)」を受けることと、歯科専門家の指導に基づいて自分自身で行う「セルフケア」の両方で積極的に歯と口の健康を守るもの。

調査は2013年11月22日-12月10日の期間、15~69歳の日本人・アメリカ人・スウェーデン人の男女計3,600人(各国1,200人)を対象に行われた。

同調査によれば、欧米では「治療」より「予防」目的で歯科医院を訪れており、自宅でのオーラルケア情報を歯科医師から得ていることが判明した。

(画像はプレスリリースより)

フロス使用日本は2割

調査結果では、日本において歯科医院へ通う目的は「ムシ歯の治療」であるのに対して、欧米は「歯の健康診断」が、それぞれ6割以上で最多であり、自宅でのオーラルケア方法についても、日本では自己流が最多だったのに対して、欧米は半数以上が歯科医師からの情報を参考にしており、特にスウェーデンは、7割以上の人がデンタルフロスの使い方まで指導を受けた経験があることが分かった。

また、「予防歯科」の中でも重要なデンタルフロスの使用については、欧米では半数以上が使用している一方、日本では2割程度だった。

日本のフロス使用者については、約5割が「予防歯科に取り組んでいる」と回答しており、非使用者の2倍以上だった。

▼外部リンク

ライオン プレスリリース
http://www.lion.co.jp/ja/company/