バイテック・グローバル・ジャパン(BGJ)は5月26日、入れ歯の裏面を生体用シリコーンのクッションで覆う特殊技術「コンフォート」について、歯科技工を提供している札幌デンタル・ラボラトリー(SDL)と北海道エリアでの利便性拡大を目的とした生産委託に関する業務提携を締結したと発表した。
BGJはこの業務提携にあわせ、札幌市中央区に札幌営業所を開設する。
BGJの提供するシリコーン裏装義歯「コンフォート」は全国7000件超の歯科医院を通じて提供されており、生産(技工)は、すべて東京にあるBGJ本社で行われてきた。
今回の業務提携によって北海道エリアの歯科医院に提供するコンフォートの生産はSDLに委託されることとなる。
(画像はプレスリリースより)
BGJはSDLへの生産委託が、エリアでの生産量の拡大、納期の短縮による利便性の向上、サポート体制の強化を行い、超高齢社会の義歯が増加する市場に貢献するものとしている。
また、今回の業務提携は、BGJより原料供給を行い、北海道エリアのみの生産をSDLに委託を行うもので、マーケティング、製造技術指導、販売については、引き続きBGJが行っていく。
「コンフォート」は、硬い入れ歯の裏面を生体用シリコーンで覆う、全く新しい入れ歯の技術であり、新しい入れ歯をつくるだけでなく、今使っている入れ歯に加工することも可能である。
BGJは売上の拡大とそれを支える安定的な供給体制の整備こそが、さらなる成長戦略を目指す上で重要と考え、今回の業務提携を決定した。
今後はシリコーン裏装義歯加工の事業経験で培った品質の高さや信頼性、自社の強みを活かし、さらなる事業拡大を図っていくとしている。
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バイテック・グローバル・ジャパン
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