森永乳業が開発した新素材
森永乳業株式会社は、3月27日~30日にかけて、明治大学で開催された「日本農芸化学会」において、同社が開発した、口くう衛生素材である「オーラバリア」に関する研究成果を発表。
「オーラバリア」は、口くう衛生に役立つと考えられている、ラクトフェリンとラクトパーオキシダーゼを配合。同社では以前から、この2つの成分が、口くう衛生にどのように機能するかの検証を、臨床試験を通じて実施。
(画像はニュースリリースより)
抗菌作用と口臭抑制作用が
研究成果では、「オーラバリア」を使用することにより、抗菌作用及び口臭抑制作用が確認されたとしている。抗菌作用は、歯周病菌に対し、「オーラバリア」を使用することによって確認。使用後10分で、菌の数が約1000分の1に減少。
口臭抑制作業は、実際に口臭のある人に対して、「オーラバリア」を配合した錠菓を2錠、1時間おきに摂取してもらうことによって確認。口臭の原因物質の平均値が、1錠目の摂取直後と摂取後2時間経過時点で、悪臭と感じる値を下回った。
隠すより、もとを抑える
従来の口臭対策は、主に、口臭を隠すものであった。これに対し、「オーラバリア」は、ラクトフェリンとラクトパーオキシダーゼの機能を生かし、口臭のもとを抑えることが可能。
森永乳業では、今後も、ラクトフェリンとラクトパーオキシダーゼが、口くう衛生において果たす役割や効果についての研究を積極的にすすめ、チューインガムやタブレットなどの製品開発に応用したいとの意向を示している。
▼外部リンク
ニュースリリース(森永乳業株式会社)
http://www.morinagamilk.co.jp/download/index/11632/140411.pdf
森永乳業株式会社ホームページ
http://www.morinagamilk.co.jp/