自然な色の入れ歯を3Dプリンターで

3Dプリンターのパイオニア企業

3Dプリンティング用機器と素材の開発、販売を行うStratasysは、2月21日に新しい歯科材料である「VeroGlaze( MED620 )」を発表した。

(画像はプレスリリースより)

Stratasysはアメリカのミネアポリスに本社を置く会社で、3Dプリンターと機器に使われる素材を開発しているが、矯正歯科用の3Dプリンターを製造、開発しており、この分野におけるパイオニアとして有名な企業だ。

今回発表されたのは、すでに発表されている、矯正歯科医向け3Dプリンターである「Objet Eden260V Dental Advantage」用の素材。

本物に近い自然な色の入れ歯を作ることが可能に

すでに入れ歯を作成することができる3Dプリンターは開発、販売されていたが、本物の歯に近い色合いを出せる専用素材は少なかった。そのため、Stratasysは今回、より自然な風合いを可能にする歯科用専用素材を開発し、販売することにした。

この素材を用いて、クラウン(かぶせ歯)、ブリッジ修復などが3Dプリンターを使用することにより可能になる。口腔内のデジタルスキャンデータから直接作ることができるため、より自然な歯のモデルを作成できる。

また、解像度が高い微細な形状の入れ歯を作成するため、16ミクロンの超微粒子の層を重ねていくことができる3Dプリンターに対応している。

▼外部リンク

Stratasys プレスリリース(英文)
http://investors.stratasys.com/

Stratasys ホームページ
http://www.stratasys.co.jp/