日本・アメリカ・スウェーデン3カ国でオーラルケア意識調査、日本人は6割以上がオーラルケアに「自信なし」

自分自身のオーラルケア、日本人の6割以上「自信なし」

ライオン株式会社(東京都墨田区)は、昨年11月22日から12月10日にかけて、日本・アメリカ・スウェーデンの3カ国において、15才から69才までの日本人・アメリカ人・スウェーデン人3,600人(各国男女1,200人ずつ)を対象にインターネットを使用し、オーラルケアに関する意識を調査した。

(画像はプレスリリースより)

まず、自分自身のオーラルケア(歯や口のケア)に対して自信があるかとの問いでは、アメリカ・スウェーデン両国では約8割の人が「自信あり」と回答したのに対し、日本では6割以上が「自信なし」との回答となった。

また、オーラルケアの方法も、アメリカ・スウェーデン両国では、デンタルフロスなど複数のアイテムを使用してオーラルケアをする人が回答者の約7割であるのに対し、日本は歯みがきでのブラッシングのみでオーラルケアをしたいという回答者が5割を超える結果となった。

日本は「予防歯科」の「必要性」は認めても「理解」が不足

次に、虫歯などにかかってからの「治療」ではなく、かかる前の「予防」を大切にする「予防歯科」について質問を実施した。

(画像はプレスリリースより)

その結果、「予防歯科」についての「必要性」は日本・アメリカ・スウェーデンの3カ国共に、回答者の7割以上が認識しているものの、「予防歯科」を「理解」しているかどうか?となると、アメリカ・スウェーデンでは回答者の約6割が「理解」しているのに対し、日本では2割しか「理解」していないことが明らかとなった。

さらに、「予防歯科」の「実践」について尋ねたところ、これもアメリカ・スウェーデンでは回答者の約7割が「実践」しているのに対して、日本では回答者の2割半余りしか「実践」していないという結果となった。

今回の調査結果について、鶴見大学教授で鶴見大学歯学部附属病院の病院長でもある朝田芳信先生に意見を求めたところ、日本とアメリカ・スウェーデンではオーラルケアや「予防歯科」に対するイメージが異なるとした上で、

治療で痛い経験をした人が多いからだと思いますが、治療だけではなく、治療後の定期的なケアや、トラブルが起きる前の予防から関わることで、歯科医に対する苦手意識を変えて、定期的に訪れてもらうような関係を築いていけるかが、これからの私達の課題(プレスリリースより)

と、歯科医側からの意見を述べている。

▼外部リンク

ライオン株式会社 プレスリリース(@Press)
http://www.atpress.ne.jp/view/43413

ライオン株式会社 ホームページ
http://www.lion.co.jp/