年々増えるドライマウス人口
ドライマウスは、唾液量が減ることにより、口の中の乾燥に悩まされる病気である。
唾液には、口の中を殺菌する役割があるため、不足すると、口臭、虫歯、歯周病などの原因となる。
ドライマウス人口は、年々増加しており、日本では800万人いると推定されるが、予備軍も含めると、3000万人にもなると言われている。
原因はいろいろ
ドライマウスの原因として最も多いのは、薬の副作用によるもの。
しかし、糖尿病や腎臓病などの病気が原因となっている場合もあるため、「たかが」で片付けない事が大切。
また、精神的なストレスや、口呼吸、食べ物をよくかまないためにあごや舌の筋肉が低下する事によっても引き起こされる。
自覚症状がある場合は、病院へ
治療方法としては、原因となる病気の治療と、口の中の唾液量を増やす治療が中心。
しかし、完治しにくいとされている。
最後に、鶴見大学歯学部付属病院 ドライマウス専門外来が用いている問診票の内容をあげておく。
「イエス」が多いほど、ドライマウスの可能性が高くなる。
・口の渇きが3カ月以上毎日続いている。
・あごの下が繰り返し、あるいはいつも腫れている。
・乾いた食べ物を飲み込むときに、しばしば水を飲む。
・水をよく飲む。
・夜中に起きて水を飲む。
・乾いた食品がかみにくい。
・口の中がネバネバする。
・口の中が粘って話しにくい。
・口臭がする。
・義歯で口の中が傷つきやすい。
(オムロン ヘルスケア会社の健康コラムより)
▼外部リンク
オムロン ヘルスケア会社 健康コラム
http://www.healthcare.omron.co.jp/
ライオン株式会社によるドライマウス解説
https://www.lion.co.jp/ja/life/oral/self/14.htm