経年による歯の変化と健康状態を記録として残す
東北大学と株式会社NTTドコモは、Androidアプリケーションなどを活用し、歯科健康診査情報のデジタル化及びデータベース化を目的とした取組みを実施した。
これにより、さまざまなフォーマットで保存されている歯科健診結果のデータを標準化する。今後は歯科診療や保健分野での展開も期待される。

子供の歯科健診結果がいつでも確認できる
子どもの口の健康を守るためには、保護者の理解と協力が不可欠。アプリケーション等を利用することで、情報伝達がより身近で日常的なものに変わる。
特に乳児期から学童期は、身体の成長に伴い口の中も目まぐるしく変化していく大切な時期。口の中の状態を知ることは、口腔疾患の予防だけでなく、身体の健康を守ることにもつながるのだという。
今後の展望と活用が期待される
現在、モデルとして仙台市内の幼稚園1施設で実施されている。今後は、個々のデータをクラウド上で保存・管理し、歯科健診結果のデータベース化を推進していく仕組みを構築する予定。
いずれは、在宅訪問診療や災害時における診療活動(身元確認を含む)などにも利用できるような、総合システムのとしての活用を目指している。
▼外部リンク
東北大学大学院歯学研究科
http://www.tohoku.ac.jp/