文部科学省は12月13日、「平成25年度学校保健統計調査(速報値)」を公表した。
同調査は、学校における幼児,児童及び生徒の発育及び健康の状態を明らかにすることを目的に、昭和23年度より毎年実施しており、確定値の公表は,平成26年3月の予定。
健康状態において、被患率が高い「むし歯(う歯)」「裸眼視力 1.0未満の者」については、幼稚園及び小学校においては「むし歯(う歯)」の者の割合が最も高く、次いで「裸眼視力 1.0未満の者」の順。中学校、高等学校においては、「裸眼視力1.0未満の者」が最も高く、次いで「むし歯(う歯)」の順となっている。
*画像は 報道資料「平成 25 年度学校保健統計調査(速報値)より「むし歯(う歯)」の者の割合の推移」
同調査によると、平成25年度の「むし歯」の者の割合(処置完了者を含む。以下同じ)は、幼稚園39.51%、小学校54.14%、中学校44.59%、高等学校55.12%となっており、全ての学校段階で前年度より減少している。
「むし歯」の者の割合の推移をみると,幼稚園は昭和45年度、小学校、中学校及び高等学校では昭和50年代半ばをピークに以降は減少傾向にある。また、「未処置歯のある者」の割合は、全ての学校段階で昭和23年度の調査開始以降、過去最低となっている。
「むし歯」の者の割合を年齢別にみると,8歳が61.31%と最も高くなっており、また、処置完了者の割合は、8歳以降,未処置歯のある者の割合を上回っている。
中学校1年(12歳)のみを調査対象としている永久歯の1人当たりの平均むし歯等数(喪失歯及び処置歯数を含む)は、前年度より0.05本減少し、1.05本と昭和59年度の調査開始以降ほぼ毎年減少し、過去最低となっているとしている。
▼外部リンク
文部科学省 「学校保健統計調査-平成25年度(速報)の結果の概要」
http://www.mext.go.jp