松本歯科大学病院が日本の伝統美を取り入れたマウスガードを開発

激しい衝突を伴うスポーツにおいて、装着が義務化されているマウスガード

松本歯科大学病院スポーツ歯科が、着物の端切れを取り入れることで日本の伝統美を反映した新しいマウスガード(マウスピース)を開発したことを発表している。

(画像はニュース&トピックスより)

マウスガードは、激しい衝突を伴うスポーツにおいて、歯の損傷や脳に対する振動の軽減などを目的に使用されるものであり、特にボクシングやラグビー、アイスホッケー、ラクロス、テコンドーなどといった競技では装着が義務化されている器具。

海外で日本をアピールできるスポーツマウスガード

松本歯科大学病院スポーツ歯科では、従来より様々な材料を駆使したスポーツマウスガードの作製に取り組んでおり、今回発表されたものは、約1週間で作製が可能という。なお、価格は2万円からとなっており、健康保険の適用にはならない。

開発者である松本歯科大学歯学部入門歯科学の谷内秀寿講師は、海外で日本をアピールできるデザインとして西陣織をイメージし、反物の端切れを手に入れて製作したとのこと。また、松本歯科大学病院スポーツ歯科の鷹股哲也教授は、斬新な技術とアイデアが注目を浴びるだろうと語り、今後の発展に期待をしているという。

▼外部リンク

松本歯科大学病院 ニュース&トピックス
http://www.mdu.ac.jp/hospital/top_07/004327.html