1日3杯紅茶を飲むことで虫歯・歯茎の病気予防が可能!英調査結果

紅茶が虫歯予防になる?!

英栄養財団(British Nutrition Foundation)の会報誌に「紅茶が虫歯や歯周病予防になる」という見解が掲載された。Carrie Ruxton医師の調査によるもの。

虫歯のメカニズム

口の中にいる細菌(ミュータンス菌)が食べカスを元に、歯垢(プラーク)を作り出す。細菌はこの歯垢の中で糖分を分解し、酸や毒素を作りだし、歯を溶かしてしまう。特に細菌は糖分を多く含むものを好む。

ミュータンス菌と乳酸桿菌を退治

紅茶にはミュータンス菌と乳酸桿菌を退治する作用があるという。フラボノイドやカテキン、タンニンなどの抗酸化物質が虫歯の過程で起こる酸による口の中の炎症・細菌の予防を行ってくれる。

またお茶には歯の内部にある有害な硫黄化合物を中和することにより口臭を抑える効果がある。

紅茶を1日3杯以上飲まなくてはいけない

虫歯を予防するには、紅茶を1日3杯以上飲まなくてはいけない。また紅茶には砂糖を入れても効果が変わらないとのことだ。

紅茶だけなく、緑茶でも可能

紅茶と緑茶はどちらも口の中に炎症を減少させるのに役立ち、お茶には非常に強力な抗菌効果を持つカテキンとフラボノイドが含まれている。それらが歯の状況を改善し炎症が減少すると、虫歯や歯肉炎を発症する危険性も大幅に削減される。

▼外部リンク

Precious Beverage Kills Gum Disease Bacteria
http://worldental.org/