93.8パーセントの確率で咳・咀嚼・話す・飲むを認識
国立台湾大学のHao-huan Chu (朱浩華) 教授を中心とした研究チームが、三軸加速度センサーで感知した数値を機械学習により分析することで、喫煙や咀嚼といった顎を使った活動を検出する入れ歯型のセンサーを開発したことを発表している。
(画像は論文より)
実証用プロトタイプを使った実験では、咳・咀嚼・話す・飲むといった動作を93.8パーセントの確率で認識したとのこと。
小型化やデータ転送などに関する研究を継続
現時点では、実証用プロトタイプは外部電源が必要な上に、サイズも大きいといった課題があるが、朱教授らの研究チームでは、今後、充電池の内蔵や歯の詰め物にも応用できるような小型化、データ転送技術などの研究を継続していくとしている。
この研究が進むと近い将来、喫煙の有無を医師に報告される、食事の際に物を良くかまないと警告を発するなど、入れ歯や差し歯などがそれを装着している人の健康管理を行うという時代がやってくるのかもしれない。
▼外部リンク
Sensor – Embedded Teeth for Oral Activity Recognition
http://mll.csie.ntu.edu.tw/papers/TeethProbeISWC.pdf