タブレットで子どもも虫歯治療が好きになる!?

アニメを使った小児向け歯科診療支援タブレット

株式会社トムス・エンタテインメントは8月1日、アニメ映像を活用した小児向け歯科診療支援ツール「スマイルタッチ デンタル」の利用台数が発売3か月で500台を突破した、と発表した。

この「スマイルタッチ デンタル」は、記録されている歯科用アニメで、診療の流れや治療器具の説明をしたり、待ち時間や治療中に「それいけ!アンパンマン」や「ドラえもん」などの子どもに人気アニメを見てもらうことで、子どもの恐怖や不安を和らげる効果がある。

同社が行ったテスト施設へのアンケートによると、96%以上の患者や保護者に満足、という評価となった。また、医療従事者からの声として、「レントゲンなどの説明が、写真で行うより効果的」、「泣いている子どもが泣きやむ」といった感想が寄せられている。

子どもの歯医者嫌いをなくせるか

この「スマイルタッチ デンタル」の利用により、治療中に大声で泣いたり、治療を拒否するなどのストレス反応を示す子どもに対し、恐怖を和らげる効果が期待され、また患児がアニメなどにより治療方法や治療器具への理解や関心を深め、前向きに治療に臨める環境を整えることで「子どもの歯医者嫌い」という課題の解決につながることも期待される。

このタブレットはレンタルサービスでのみ歯科専用に提供されており、最大2か月の無料試用期間が設定されている。今後は、収録アニメを定期的に更新するなど、小児歯科診療の現場のニーズにあったサービスの提供を長期的に行っていく、としている。

▼外部リンク

「スマイルタッチ デンタル」
http://dental.smile-t.jp/