医療法人社団 銀座矯正歯科は7月20日、「加速矯正(スピード矯正)」に関する調査結果を発表した。「加速矯正」とは、一般的な矯正治療よりも歯の移動速度を上げて短期間に矯正する手法である。
歯列矯正前に気になっていた症状について、「上下の歯がかみ合わず、すき間が空いている」(57.8%)、「下あごが前に出ている」(22.6%)、「あごが横にずれ、顔が曲がっている」(19.6%)などが挙がった。
歯列矯正の際に重視したポイントについて、「治療費」(46.0%)、「技術」(37.8%)、「先生の口コミや評判」(30.9%)がトップ3に。
加速矯正はどのような方法で行ったかと聞いたところ、最多は「コルチコトミー」(43.1%)だった。以下、「オーソパルス」(39.8%)、「アクセルデント」(14.0%)と続く。
「コルチコトミー」は骨表面にひびを入れて歯が動きやすい環境を作る方法、「オーソパルス」は歯に近赤外線を照射して歯の移動を促す方法である。
加速矯正以外で検討した治療法について尋ねると、「ワイヤー矯正(抜歯なし)」(38.5%)、「マウスピース矯正」(37.4%)、「ワイヤー矯正(抜歯あり)」(34.3%)などが挙がった。
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加速矯正について知ったきっかけは、「歯科医院で案内された」(45.4%)、「自分でインターネットで調べた」(27.4%)、「その他の医院で案内された」(13.7%)など。
加速矯正の方法の中で、論文で認められたエビデンスがあるのはコルチコトミーのみである。このことを「知らなかった」という人は51.5%だった。
自分と同じような悩みを抱えた人に加速矯正を勧めたいと思うかと聞いたところ、「とてもそう思う」が31.8%、「ある程度そう思う」が56.4%となった。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
医療法人社団 銀座矯正歯科 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000040496.html