ジェクス、L8020乳酸菌配合ハミガキジェルなどで歯周病菌が51%減少

L8020乳酸菌の歯周病への影響を研究

ジェクス株式会社は2月14日、同社が参加するL8020協議会が実施した「L8020乳酸菌摂取におけるジンジバリス菌への影響に関する研究」において、同社の「L8020乳酸菌」含有の「ハミガキジェル・洗口液」がジンジバリス菌(歯周病菌)を有意に減少させたと発表した。

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歯周病菌が51.1%減少

ジンジバリス菌は、口腔常在菌の中で最も強い病原性を示す歯周病菌の一種である。歯垢の中でジンジパインというタンパク質分解酵素を産出し、周辺の糖やタンパクなどを取り込み増殖し、歯周組織内部に入り歯肉など歯周辺組織を破壊し歯周病を引き起こす。

メルカプタンや硫化水素を排出し、悪臭を放って口臭の原因にもなっている。

また、ジンジバリス菌のもつLPS(リポポリサッカライド)内毒素は、歯周病だけでなく糖尿病や非アルコール性肝炎、動脈硬化症など全身疾患を増悪させ、アルツハイマー型認知症を発症させているとの発表もある。

L8020協議会の研究では、2021年9月17日~11月19日の期間、口腔内にジンジバリス菌が認められる50歳~70歳の男女59名を対象に、唾液からPCRインベーダ法により菌数を検査しL8020乳酸菌摂取の効果を調査した。

対象者は、「L8020乳酸菌」含有ハミガキジェル・洗口液群29名とコントロール群30名にランダムに割り付けられた。

検査では、1回目は起床後歯磨きをし2時間後に唾液採取、2回目は1回目と同日に5時間以上マスクをして夕食前に採取、3回目は製品を14日間使用後14日目の夕食前に採取した。ただし、昼の歯磨きは行っていない。

その結果、ジェクス社のL8020乳酸菌を配合した「ハミガキジェル・洗口液」を2週間使用した群は、3回目の保菌数が48.9%で1回目の保菌数に対してジンジバリス菌が有意に51.1%減少した。使用していないコントロール群は、菌の増減率に有意差がなかったとのこと。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

ジェクス株式会社のプレスリリース
https://prtimes.jp/000000133.000010308.html