コロナ禍は子どもたちの虫歯予防・オーラルケアにも影響を与えている

歯科検診未経験の子も

株式会社ロッテは、47都道府県の3歳~6歳の子どもを持つ男女を対象とした「子どものオーラルケアに関する調査」を行い、その結果を発表した。調査期間は4月20日~4月25日。有効回答数は2,350。

「子どもの歯科検診のために歯医者へ行く頻度」について聞くと、最も多い回答は「2~3か月に1回」で約30%だった。次に多い回答は約20%の「半年に1回」となっており、合わせると半数近くの子どもが少なくとも6か月に1度は歯科検診へ行っているようだ。

しかし、「一度も行ったことがない」という回答は3番目に多く、約5人に1人の子どもに歯科検診の経験がないことがわかった。

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歯磨きの機会が減っている?

新型コロナウイルス感染症による子どものオーラルケアへの影響があったかを聞くと、「幼稚園・保育園での歯磨きができなくなった」「歯医者へ行く頻度が低くなった、行かなくなった」という回答がそれぞれ約1割ずつあった。

中でも「幼稚園・保育園での歯磨きができなくなった」の回答を都道府県別で見ると、岐阜県が22%、千葉県・神奈川県が20%だった。感染防止策、飛沫防止のため歯磨きを中止している幼稚園・保育園が多いことがわかる。

また、外出自粛など自宅時間が増えた影響からか、全体の約2割が「お菓子を食べる頻度が高くなった」と回答している。お菓子を食べる頻度が増えた一方で、幼稚園・保育園での歯磨きが中止、歯科検診への頻度低下など、コロナ禍は子どもたちのオーラルケアに大きく影響を与えていることがわかった。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社ロッテプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001528.000002360.html