コロナ禍の影響?唾液の質が低下して虫歯増のおそれ

健康リスクも高まる

ゼネラルリサーチ株式会社は1月22日、「マスク時代における唾液力」に関する調査を実施したこと、またその結果を発表した。

調査は2020年12月25日から2020年12月26日にインターネットを介して実施、調査対象は現役の歯科医師としており、1,065人から回答を得た。

結果、9割以上の回答者が患者の唾液は質・量ともに低下傾向にあり、そのため口内環境の悪化がすすんでいると回答した。

これはコロナ禍の影響が大きく、マスクの着用を通じて唾液力が大幅に悪化したと考えられている。なぜなら、マスクを常時着用するということは呼吸が口呼吸になりやすく、口呼吸が唾液力の低下につながるからである。

唾液力が低下すると、身体にもさまざまな影響が現れる。特に大きな影響として口腔内のバリア機能低下があげられ、その結果、口臭の悪化・虫歯・歯周病などになりやすくなってしまう。ほかにも、味覚障害や嚥下障害、大腸炎などのリスクも高まる。

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唾液力を高めるには

ゼネラルリサーチ株式会社が実施した調査では、人々の唾液力の低下と高まる健康リスクの問題が示された。

これをうけて、回答者からは唾液の力を高める方法も示されている。具体的にはこまめな水分補給や発酵食品の摂取、唾液腺マッサージなどがあげられる。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、人々の生活には大きな変化がうまれた。

特にマスクの常時着用の影響からうまれた唾液力の低下は、口臭の悪化や虫歯リスクだけでなく、感染症などさまざまな疾病リスクにもつながるおそれがある。

同社では、いまだコロナ禍のおわりが見えない今こそ、感染予防対策として唾液力にも目を向けてみることをすすめている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

ゼネラルリサーチ株式会社プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000034834.html