「コロナ虫歯」にならないようにコロナ禍でも定期検診を受けよう

歯科医師を調査

医療法人社団桜翔会 桜堤あみの歯科は、歯科医師を対象に、「コロナ禍での歯科医院の取り組み」に関する調査を実施し、11月10日に結果を発表した。

コロナ禍で来院数減

新型コロナウイルス流行前後の来院数の変化について、12.6%が「大きく減った」、22.1%が「少し減った」と回答した。

そこで流行前の来院数を100%とした場合、来院数が落ち込んだ時はどのくらいまで減少したのかを尋ねた。すると「少し減った(80%)」が29.0%、「減った(60%)」が31.6%、「かなり減った(40%)」が21.6%となった。ほとんどの歯科医院が来院数の減少を経験したことがわかる。

歯科医院のコロナ対策

来院者向けに取り組んでいるコロナ対策を聞いたところ、第1位「マスク着用の依頼」(55.6%)、第2位「消毒・空気清浄・湿度管理の徹底」(47.7%)、第3位「消毒液や除菌用マットの設置」(46.9%)という結果に。

一方、スタッフ向けに取り組んでいるコロナ対策も聞いたところ、最多は「マスク着用の徹底」(51.3%)だった。以下、「ゴーグルやシールドの着用」(42.3%)、「検温の実施」(42.1%)と続く。

虫歯や歯周病の悪化が心配

「コロナ禍で患者が来院しなくなったことへの心配事がある」と回答した歯科医師は80.5%にも及んだ。

どのようなことを心配しているのか尋ねたところ、最も多かった回答は「虫歯や歯周病の悪化」(42.4%)だった。以下、「歯の健康に対する意識の低下」(24.9%)、「口腔衛生状態の低下」(20.7%)と続く。

次に、コロナ禍で来院控えが起きたことで虫歯や歯周病の患者は増えているかと質問した。すると14.9%が「とても増えている」、52.9%が「どちらかと言えば増えている」と答えた。合計すれば7割近い。コロナ禍での来院控えによる「コロナ虫歯」が増えていることがわかる。

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

コロナ禍でも定期検診を

コロナ禍ではあるものの、歯の定期検診はしていくべきだと思うかとの問いに対し、27.5%が「非常にそう思う」、51.6%が「そう思う」と答えた。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

医療法人社団桜翔会 桜堤あみの歯科 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000059801.html