20人に1人が“歯科恐怖症”「歯科恐怖症学会」設立

歯科恐怖症患者向けにマッチングと情報発信

認定医や学会推奨クリニックを増やし、歯科恐怖症患者を減らすことを目的に、「一般社団法人 歯科恐怖症学会」が2020年9月2日、東京都渋谷区に設立された。
同時に、歯科医院マッチングや情報発信をするサイトも開設した。

20人に1人の割合で“歯科恐怖症”

昨今、虫歯や歯周病に対する治療技術や歯科材料が向上する一方で、全国に500万人いると言われる、歯科恐怖症患者に対する治療への研究や検討は不十分であった。

歯科恐怖症の臨床的な定義実態は明らかではないが、過去の治療によるトラウマ等をきっかけに、「歯科嫌い」というレベルから、パニック障害等の精神疾患のような症状が出るケースも見られる。

そのことで、歯科医院への足が遠のき症状が悪化。受診した時には、口腔内が崩壊している場合も多々見られるとのことで、最新の歯科治療だけでなく、それ以上に大切な、患者との適切なコミュニケーションや、配慮などにも力を入れる。

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既存の学会とは異なる取り組み

同学会は医療従事者よりも患者向けの取り組みを中心とし、一般的なインターネットユーザーであれば馴染みのある、YouTubeやブログなどを使った情報発信に注力していることが特徴。

歯科恐怖症患者への情報発信や、学会推奨歯科医院とのマッチング。そして、歯科恐怖症患者を治療できる歯科医療者の育成の一環として、認定医制度を設け、歯科医療者向けのセミナー開催などに取り組む。

(画像はプレスリリースより)

“歯科恐怖症”患者数は全国で500万人!? 「一般社団法人 歯科恐怖症学会」設立のお知らせ(@Press)
https://www.atpress.ne.jp/news/225154

一般社団法人 歯科恐怖症学会
https://shikakyoufushogakkai.com/