金属アレルギーでも安心して虫歯などの治療を受けられる時代を目指して

純チタンが保険適用に

金属アレルギー協会は2020年6月1日より保険適用となった「歯科鋳造用チタン合金(以下、純チタン)」を利用した治療方法の情報発信とマッチング事業を7月中旬より開始すると発表した。これにより、金属アレルギーを持っていても体質に合わせた歯科治療が受けられるようになるという。

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金属アレルギーは増加傾向

国内の金属アレルギー罹患者は、予備軍も含めると約1,000万人以上といわれていて、その数は年々増加傾向にあるといわれている。今まで健康保険を使用して行う治療は「金銀パラジウム合金」を使用したものが中心だった。しかし、金銀パラジウム合金は金属アレルギーの原因となるといわれている。

今回保険適用となった「純チタン」は、金属アレルギーのリスクが低く、価格も42円/gと金銀パラジウム合金に比べて安価である。

金属アレルギー協会は、歯科技工所・技工士、チタン材料・加工業、歯科医師会などと連携を取り、多くの歯科医院で純チタンを使用した治療が普及されるよう活動を行っていくという。「一般の方向け」として、YouTubeにて解説動画を公開している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

金属アレルギー協会 ニュースリリース
https://www.metallicallergy.or.jp/2020/06/26/info20200626/

金属アレルギー協会「歯科鋳造用チタン合金材料の保険適用について」解説動画
https://youtu.be/Fk6xd9bXsyo