朝食後の牛乳1杯で歯垢の蓄積が減少!?虫歯予防にも

牛乳を飲んで虫歯予防

カルシウム源として知られる牛乳。その牛乳を食後に1杯飲むと、歯垢が蓄積しにくくなるという研究が新たに発表された。

今回アメリカ、イリノイ大学で行われた研究では、甘いシリアルを食べた後に牛乳、ジュース、水をそれぞれ摂取した被験者たちを比較した。するとシリアルを食べた後にコップ1杯の牛乳を飲むと、蓄積した歯垢の酸が半分以上減少したことがわかった。

牛乳には酸を中和する働きがあり、食後に飲むことで口内の酸を中和し、歯の再石灰化を促すと言われている。

「甘い朝食」と虫歯

甘い食べ物や飲み物を口にすると、砂糖が歯垢として歯の周りに残り、その歯垢をエネルギーとして虫歯の原因となる細菌が酸を作り出し、歯にダメージを与える。

欧米では朝食のメニューとして一般的なシリアル。日本でも浸透していて、朝食として愛好している人も多いのではないだろうか。

シリアル以外にも甘いジャムを塗ったトーストなどの甘いもので、手軽に朝食で1日のエネルギー補給をする人も多いだろう。「甘い朝食」は高い割合の砂糖を含んでいて、虫歯やエナメル質にダメージを与える原因の一つとなっているのだ。

重要なのは朝食だけではない!?

一方でBritish Dental Health FoundationのNigel Carter氏によれば、「1日にどれくらい甘いものを食べているか」という量ではなくて、「何回食べているか」という頻度の方が重要だという。1日1回の甘いものであればそれほど口内の健康問題には影響せず、食事と食事の合間におやつとして食べることが問題とのこと。

そのためCarter氏は朝食の砂糖よりも、3食きちんと食事を摂り、おやつには砂糖不使用のものを食べることを心がけるべきとしている。

とはいえ「1日の食事の中で最も重要」と言われる朝食で歯の健康を損ねてしまはないようにも、1杯の牛乳で簡単に口内を中和して歯垢の蓄積を防げるのであれば是非試してみたいものだ。

▼外部リンク

The effects of beverages on plaque acidogenicity after a sugary challenge
http://jada.ada.org/content/144/7/815.short