Clinical Dental Anesthesiologist Clubは10月16日、日本で初めて歯科麻酔科医へ相談できるWEBサービスを兼ね備えたホームページを運用開始することを発表した。運用開始日は2019年11月8日予定。
歯科治療に恐怖心を抱いている人の割合は少なくなく、日本だけでも歯科治療に対するストレスから受診できない患者が400万人以上いると報告されている。
また、社会全体が高齢化している日本ではインプラント治療を希望していても高血圧や糖尿病といった基礎疾患を持つ患者が多く、安心して歯科治療を受けることのできる環境が求められている。
同グループはそういった患者のストレス軽減や全身管理を行うために歯科麻酔科医の存在が重要であると考え、活動を開始した日本初の臨床歯科麻酔科医のグループ。眠っているうちに歯科治療が行える「静脈内鎮静法」の環境整備や歯科麻酔学を通じた安全で快適な地域医療への貢献を目指している。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
歯科治療は必要な部位に行う局所麻酔のみで、痛みを抑えて治療を行うことができるものである。
しかし歯を削る音や、そもそも歯科治療そのものに恐怖心がある患者は少なくない。また、そういった患者は歯科治療に対するストレスから、貧血やめまいといった発作を起こしてしまう場合や、血圧が上昇して気分が悪くなってしまうこともある。
「静脈内鎮静法」は、そういった患者の緊張感を和らげることのできる麻酔方法で、人によっては眠っている間に歯科治療を終えることが可能。そのため、痛みなどのストレスを感じることなく快適に歯科治療を受けることができる。
Clinical Dental Anesthesiologist Clubでは、今後各都道府県で「静脈内鎮静法」に対応できるように47名程度のグループを目指しながら地域医療への貢献を積極的に進めていくとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Clinical Dental Anesthesiologist Clubプレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/194042