乳酸菌が歯周病に関連する歯ぐき細胞の成長因子産生を促進することを発見

乳酸菌WB2000株が歯ぐき細胞の成長因子産生を促す

ロート製薬株式会社とわかもと製薬株式会社は11月26日、わかもと製薬の乳酸菌WB2000株が歯ぐき細胞(歯根膜線維芽細胞)の成長因子産生を促し、歯根膜や歯周組織の維持・再生に寄与する可能性を発見したと発表した。

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WB2000株は歯根膜と歯周組織の維持・再生に寄与

歯根膜は、歯と歯槽骨を連結させる線維性結合組織で、歯周病により破壊され、歯周炎では歯がぐらつき、抜ける可能性もある。

ロート製薬は、歯を支える歯周組織「歯根膜」が、コラーゲンを主体とし幹細胞も存在することから、皮膚組織との類似性に着目し、歯周組織再生の観点から研究を行っている。

わかもと製薬は、生きた乳酸菌を配合した薬用歯みがきやオーラルタブレットを開発・発売している。

両社は、「乳酸菌による歯周組織再生」に関する共同研究を推進した。

共同研究では、歯根膜線維芽細胞に乳酸菌WB2000株を添加し、各成長因子の遺伝子発現をリアルタイムPCR法で観察した。

その結果、乳酸菌を添加すると、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)・血小板由来成長因子(PDGF-A)・線維芽細胞増殖因子(FGF2)のどれもが発現を促進していることを発見した。

また、乳酸菌WB2000株が、歯根膜線維芽細胞の結合組織を分解する酵素の遺伝子発現を調節すること、歯周組織の維持・再生に関わるタンパク質の産生を促進することを発見した。

共同研究の結果から、乳酸菌WB2000株は、歯根膜と歯周組織の維持・再生に寄与しているという。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

ロート製薬株式会社のニュースリリース
https://www.rohto.co.jp/news/release/2018/1126_01/