かんき出版、歯周病による「脳のゴミ」を原因とする脳の老化を止める書籍を発売

歯周病による脳の老化を止める書籍を発売

株式会社かんき出版は10月23日、脳神経内科長谷川嘉哉氏の著書『認知症専門医が教える!脳の老化を止めたければ歯を守りなさい!』を11月8日より全国発売する、と発表した。

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35歳から歯周病を予防し脳の老化を止める

著者の長谷川嘉哉氏は、脳神経内科、認知症の専門医で、毎月1,000人の認知症患者を診察する医師である。

現在まで20万人以上の認知症患者を診察し、認知症と歯と口腔環境の関連性に気づき、歯科医・歯科衛生士による口腔ケアを導入し、認知症の改善、予防に成果を挙げている。

今から20年前、著者の認知症専門クリニックを訪れる患者に歯科衛生士と口腔ケアを行うと、認知症状の改善例が出はじめ、1回の口腔ケアで認知症状が緩和・改善した患者もいたという。

東北大の研究では、70歳以上の高齢者の場合、「脳が健康な人」の歯の本数は平均14.9本、「認知症の疑いがある人」のそれは9.4本と、歯の数と認知症発症率には相関関係がある。

歯周病は、免疫力が低下しはじめる35歳あたりから急に増加し、40代になるころには8割の人が歯周病を発症するとのこと。

歯周病が進行すると、歯を抜くしか方法が無く、歯を失うことになる。歯で噛めなくなると、脳に血液を送れず、脳が活性化せず、アルツハイマー病の原因とされる脳のゴミ「アミロイドβ蛋白」を排出できなくなるという。

加えて、歯周病菌の毒素により、炎症物質「サイトカイン」が血液中に入り、認知症を発症するリスクが高まるとのこと。

著者は、認知症予防のためにも、35歳から口腔ケアを考える必要があるといい、書籍で具体的な手入れ方法を教える。

書籍の定価は1,274円(税込)、46判変型で208頁、11月8日発売。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社かんき出版のニュースリリース
https://kanki-pub.co.jp/pub/news/?p=2700