歯の供養祭開催
歯科医師や医師らの佐賀県保険医協会は2018年10月8日、入れ歯の日と11月8日のいい歯の日にちなんで、「歯の供養祭」を開催した。今年で5回目となる供養祭は、歯科医師や家族連れが参列し、役目を終えた入れ歯や抜けた乳歯を祭壇に並べ、住職が読経した。
参列者は、入れ歯や乳歯にそれぞれ感謝の想いを込めたり、これからの歯の健康を祈願した。また、供養祭が行われた潮音寺の住職は「歯があることが当たり前になり、感謝する『おかげの力』を忘れている人も多い。人だけでなく、自然や物にもおかげの力を忘れないでほしい」と伝えた。
長年、身体の一部として当たり前のように酷使してきた歯に感謝するとともに、これらも大切に使っていくよう気づかされる供養祭となった。
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金属部分は換金され寄付へ
供養された入れ歯についている金属部分は、精錬・リサイクルの後、換金され、佐賀県難病相談・支援センター、国連児童基金、国境なき医師団に寄付される。去年は、総額14,145円の寄付になったという。
供養だけでなく、最後まで何事も無駄にせず人のために活かされる「歯の供養祭」は、歯があるありがたみを感じ、歯を大切にしようと改めて気づかされるもので、今後も続いていくだろう。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
佐賀県保険医協会
http://saga-doc.jp/assets/files/chirashi/20181008.pdf