宇部市小学生にフッ化物洗口で虫歯予防を推進

フッ化物で虫歯予防

山口県宇部市は、子どもの歯と口の健康づくりに関する環境整備のひとつとして、2018年10月から市内の小学校でフッ化物洗口を始めると発表した。

フッ素の水溶液を使用して、口を洗浄することをフッ化物洗口という。日本でも世界でも虫歯予防として、フッ素塗布やフッ化物洗口が推奨されている。2016年度には、全国で約4,000もの小学校が実施し、約85万人の子どもが行っているが、事故報告がなく安全性も高い。

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口から始まる健康教育

宇部市では、希望調査を事前に行い、毎週1回、フッ化ナトリウムを水に溶かしたうがい液(オラブリス洗口用顆粒900ppm)を30~60秒間、口に含んで「ぶくぶくうがい」をする。各小学校によって、朝の時間や昼食後の時間など実施時間は異なる。

同市は、集団生活でフッ化物洗口を習慣的に行うことは、子どもたちの継続性、平等性に優れ、歯磨きなど健康管理を自分で行うことが望めるとしている。小学生という年齢は、歯の生え替わりが激しく、その時期にフッ化物洗口を行うことで、予防効果に期待ができる。

近年歯周病や虫歯などの口腔内疾患は、全身に影響を及ぼすとされており、子どもの頃から口の健康を通じて、自分の健康管理を学ぶいい機会になりそうだ。

(画像はPhotoACより)

▼外部リンク

宇部市公式HP
http://www.city.ube.yamaguchi.jp/