シェーグレン症候群患者の口の乾きに関する実態調査
株式会社QLife(キューライフ)は9月28日、キッセイ薬品工業株式会社から資金提供を受け、シェーグレン症候群の患者を対象に、口の乾きおよびそれに伴う症状によるつらさや治療、医師に望むことについて実態調査を実施し、結果を発表した。
調査は、8月10日~8月13日の間、過去6か月以内に医療機関を1回以上受診した、シェーグレン症候群の患者を対象にインターネット調査を行い、100人より有効回答を得た。
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口の乾きにより虫歯が増えてつらいと感じている
シェーグレン症候群は、50歳代をピークとする主として中高年女性に発症する涙腺と唾液腺を標的とする臓器特異的自己免疫疾患であるが、全身性の自己免疫疾患でもある。
代表的な症状は、口が渇く、液が出ないなどの口の乾き(口腔乾燥)や、涙が出ない、目がかゆいなどの目の乾燥(ドライアイ)がある。
口の乾きについては、患者の95%が症状を自覚しており、自覚患者の61%が、「とてもつらい」「ややつらい」とつらさを感じている。
口の乾きによる症状とそのつらさが「とてもつらい」と「ややつらい」患者は、1位「虫歯が増える」が39%、2位「食べにくい(摂食・嚥下障害)」が38%、3位「口臭が気になる」が34%、4位「話しにくい(会話障害)」が33%であった。
患者が医師に望むことは、1位「口の乾きを治して欲しい」60%、2位「他の患者がどの様に対処しているか、詳しく教えて欲しい」が35%、「口の乾きに対する治療について、詳しく教えて欲しい」が33%となった。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社QLifeのニュースリリース
https://www.qlife.co.jp/news/7673.html