歯周病は全身の健康を脅かす病気
歯周病とは、細菌の感染によって起きる疾患である。歯と歯肉の境目のブラッシングやフロスが不十分だと、そこに多くの細菌がたまり、歯ぐきが炎症して赤く腫れたりする。そのまま放置すると、土台となる歯が溶けて、歯を支えきれなくなり歯が抜ける恐い病気である。
また近年では、歯周病は歯が無くなるリスクだけでなく、心臓疾患や脳血管疾患の原因にもなり得ることが明らかとなり、全身に影響を与える病気である。

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口の健康管理は肺の健康管理
新たな歯周病の研究成果として九州大学は、歯学研究院口腔予防医学分野と、医学研究院呼吸器内科学分野の共同研究により、歯周病の進行が呼吸機能の急速低下に関わることを明らかにした。
呼吸機能の慢性閉塞性肺疾患は、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称で、世界の死因の第4位を占める大きな問題である。同研究により、歯周病を予防することは将来的に慢性閉塞性肺疾患の発症を抑制する可能性が示された。
同研究者は、
歯周病は、歯磨きなどのセルフケアや歯石除去などの歯科医院でのプロフェッショナルケアを組み合わせることで予防・管理することができます。肺の健康を守るために、口の健康をしっかりと守っていくことが今後重要になると考えられます。
と、口の健康管理は、肺の健康管理にも重要なものだとまとめた。(引用は九州大学HPより)
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
九州大学HP
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/280