歯みがき、歯間清掃、液体製剤を併用した効果を学会報告
サンスターグループ・オーラルケアカンパニー(サンスター)は8月3日、日本口腔衛生学会・総会と国際歯科研究学会議にて、歯みがき時に、歯間清掃具、殺菌剤CPC配合液体製剤を併用した際の効果を報告した、と発表した。
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3種併用群は、プラークの再付着抑制効果を示す
サンスターは、歯周病初期症状の歯肉炎患者33名(男性:10名、女性:23名、年齢:39~55歳)を対象に実験を行った。
患者を、歯みがき(1種群)、歯みがき+歯間清掃具による清掃(2種併用群)、歯みがき+歯間清掃具による清掃+殺菌剤・抗炎症剤配合液体製剤による口ゆすぎする(3種併用群)の3群に分けた。
実験では、1日2回、4週間継続して行い、それぞれのプラーク(歯垢)付着指数、歯肉炎指数、歯肉縁上プラーク中の細菌叢の変化を調べ、比較した。
3種併用群は、歯みがきのみの1種群に比べ、試験開始後2週間で臼歯部(奥歯)の裏側の歯間部のプラーク付着指数が有意に減少した、とのこと。
2種併用群との比較では、有意な差はなかったが、平均値としては低い指数だという。
また、臼歯部の歯間部から採取した歯肉縁上のプラーク中の細菌叢は、試験開始時と比べ、健全なヒトから検出される数種類の細菌種の割合が増加し、細菌の種類が顕著に減少することを確認した。
したがって、3種併用群は、プラークの再付着を抑制する効果が示されたと考えられるという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
サンスターグループ・オーラルケアカンパニーのプレスリリース
http://jp.sunstar.com/company/press/2018/0803.html