DeNAライフサイエンスなど、「歯周病セルフチェックアンケート」を開発

歯周病を簡単にセルフチェックできるアンケートを開発

株式会社DeNAライフサイエンスは6月29日、日本歯科大学、京都大学、日本医科大学千葉北総病院と協力し、歯周病のリスクを簡単なセルフチェックで調べることができる「歯周病セルフチェックアンケート」を開発した、と発表した。

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6項目の自己申告アンケートで歯周病のリスク判定が可能

歯周病は、歯周病原性細菌により慢性的な歯肉の炎症を伴う疾患で、世界で最も罹患率の高い疾患である。

しかし、自覚症状が少ないため、口腔内の違和感を覚えた時には症状が進行しており,治療が難しく、歯を失うことになる場合がある。

よって、歯周病を早期発見し,治療やセルフケアを早く行うことが重要である。

DeNAライフサイエンスは、医師と協力し、歯周病患者50名と非歯周病患者51名に対し、歯周病で観察される症状の有無を問うアンケート調査を実施した。

回答に対し、多重ロジスティック回帰分析を行い、歯周病と関連するアンケート項目を抽出し、臨床的な観点および統計解析から歯周病のリスク予測の精度を検討した。

その結果、年齢・歯肉の腫れ・歯の動揺・プラークと歯石・口臭・歯肉の掻痒感の6つの自己申告アンケートで、歯周病のリスクを判定できることが判明したため、日本人向け「歯周病セルフチェックアンケート」を開発した。

今後「歯周病セルフチェックアンケート」は、個人の歯周病リスクの把握、歯周病の疫学調査や検診での活用が期待されるという。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社DeNAライフサイエンスのニュースリリース
http://dena.com/jp/press/2018/06/29/01/

別掲
https://www.jstage.jst.go.jp/