スポーツ選手の虫歯予防や口腔ケアに貢献する歯科衛生士

スポーツ分野で求められる歯科衛生士

近年スポーツ界では口腔ケアとパフォーマンスの関係が注目され、スポーツ医学の一分野として歯科医学の立場からその関連性が研究されている。

学校法人日本体育大学グループの日体柔整専門学校は、2018年春に日本体育大学医療専門学校として校名変更を行い、既存の柔道整復コースに加え、歯科衛生士を養成する歯科衛生コースを新設した。

歯科衛生士は「虫歯」「歯周病」などの疾患を予防する専門家で、健康のためにはもちろん、口腔内のトラブルを予防することでスポーツ選手のパンフォーマンス向上のために活躍する大事な役割である。

マウスガードの製作

同校では口腔解剖学や口腔病理学などの基礎分野から歯科予防や歯科診療補助などを専門的に学ぶほか、口の中を保護するマウスガードという装置を製作する。

マウスガードは外力から顎・顔面領への衝撃をやわらげ、歯の破折、顎の骨折、口の中のケガ、脳しんとうなどを予防するもので、ボディーコンタクトのあるスポーツや、くいしばりによる歯の損傷予防などで使用される。

歯そのものを守るほか、虫歯・歯周病による栄養摂取不足や感染症などから選手を守り、普段の練習や試合などで最高のパフォーマンスができるようサポートする歯科衛生士という役割が認識されつつある。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

日本体育大学医療専門学校
https://www.nittai-iryo.ac.jp/oral_health