2013年7月1日から開設
長野県立こども病院が、口唇口蓋裂センターを2013年7月1日から開設することを発表している。
(この画像はイメージです)
くちびるに披裂が生じてしまう先天性の病気である口唇裂と、先天的に口と鼻を隔てている上あごに亀裂が生じてしまう病気である口蓋裂は、別々に発症することもあれば、口唇口蓋裂として合併症として発症することもあるという。
口唇口蓋裂の治療では、特に形成外科、口腔外科、矯正歯科、言語聴覚士が連携して治療を行うことが理想とされているが、長野県内にはすべての職種がそろっている医療機関がないことなどから、今回、全国初の多施設間協力型センターとして口唇口蓋裂センターが設置されることになったもの。
長野県内の各医療機関が連携
口唇口蓋裂センター自体は長野県立こども病院に設置されるが、治療内容によっては、長野県立こども病院にとどまらず、信州大学医学部附属病院形成外科や歯科口腔外科、松本歯科大学附属病院矯正歯科でも治療を実施。
また、同センターは長野県中信地区の医療施設の連携により構成されているが、ほかにも東北南信各地域の基幹病院や矯正歯科医院とも密接に連携。
患者とその家族の移動の負担を考えて、提携医療機関の紹介もできるようにするとのこと。
▼外部リンク
長野県立こども病院 口唇口蓋裂センターの紹介
http://www.pref-nagano-hosp.jp/kodomo/koushinkougai.html