日本発の乳酸菌研究を行うバイオベンチャー株式会社トライフは、九州大学大学院農学研究院と株式会社優しい研究所との産学連携による植物乳酸菌由来の天然抗菌剤「ネオナイシン-e」を配合した口腔ケア製品を今秋発売すると発表した。
同社が発売を予定しているのは、植物性乳酸菌由来の抗菌ペプチド「ナイシンA」とブルガリア産「ダマスクローズ製油」が配合された口腔ケア用品。
可食成分のみで作られているため、飲み込んでも安全なオーラルケア製品ながら口腔内の虫歯や歯周病、誤嚥性肺炎の原因菌などへの殺菌効果があるとしている。
天然抗菌剤である「ネオナイシン-e」が配合された新しい商品は、これまで口腔カンジダ症の原因菌には効きにくかった「ネオナイシン」を改良し配合。
細菌のみならず真菌(酵母)にまで抗菌スペクトルを拡大することで虫歯や歯周病のみならず誤嚥性肺炎や口腔カンジダにも対応。口腔内感染症原因菌対応を網羅した。
口腔内感染症対策の次に大きな特徴は、天然由来素材の高い安全性で、飲み込んでも安全であるという点。これまで懸念されてきた耐菌性やお腹をこわす、催奇形性作用などの副作用を極力排除。
また優れた生分解性を持っており、分解後は安全なアミノ酸に変化するため人や環境にも優しいとしている。
トライフはネオナイシンを配合した「オーラルピース」に続き、高齢者や乳幼児、がん患者など免疫力の弱っている人などに多く発症しやすい口腔カンジダ症に対しても有効なネオナイシン-eを配合したケア剤により、虫歯・歯周病対策にいっそう役立つと伝えている。
(画像は株式会社トライフのホームページより)
▼外部リンク
株式会社トライフのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/
株式会社トライフ
http://oralpeace.com/