【歯とハグキが健康ならば】最後の晩餐には「厚切りのステーキ」、サンスターが意識調査を実施

歯周病で食べたいものが左右される

サンスターは6月4日から10日の、「歯と口の健康週間」を迎えるにあたり、60歳以上の男女312人を対象に、歯とハグキの健康が食生活に与える影響に関する調査を実施した。

この調査によると、人生最後の食事として食べたい食事は、「現状の歯とハグキ」で選ぶなら「まぐろ」のにぎり寿司が第1位だった。

しかし、「もしも、歯とハグキが健康な状態に戻った場合」に何を選ぶかを聞いたところ、歯ごたえのある「厚切りのステーキ」が「まぐろのにぎり寿司」を抜いて最も多くなり、第1位になった

歯周病の症状が多い人のうち、約6割が「やわらかいものを選ぶ」・「硬いものを遠慮する」傾向にあり、「歯とハグキが健康ならもっと食べたいものを自由に食べられると思う」との回答していることから、歯周病の症状が多いと食べたいものも歯やハグキの健康状態に左右されてしまうという現状が明らかになった。

失ってからでは遅い

歯とハグキが健康だったなら食べたいものを複数回答で聞いたところ、現状の歯やハグキの状態では選ぶ人が少なかった「フランスパンなどハード系のパン」や「堅焼きせんべい」などの硬いものを挙げる人が増加し、一方でやわらかい食べものを挙げる人は減少した。

普段は歯やハグキの健康状態を考えてやわらかいものを選んでいるが、本当は噛み応えのあるものを積極的に食べたいと感じているようだ。

「歯が痛んだりしみたりする」「歯がぐらつく」「ものがはさまる」といった歯周病の症状が3つ以上ある人のうち、64.8%の人が「歯とハグキが健康ならより食べたいものが自由に食べられると思う」と回答しており、歯周病の症状が少ない人で同様に感じている人は35.9%で、30ポイント近い差があった。

さらに、食生活の充実度に関する設問に対しては、歯周病の症状が少ない人では、80.8%が「充実していると思う」と回答する一方で、歯周病の症状が多い人で「充実していると思う」と回答した人は、66.7%で、食生活の充実度にも顕著な差が見られた。

実際に歯周病の症状が多くなるまでは、歯やハグキが健康でないと食べたいものを自由に食べられないという実感を持つのは難しいという現状が浮き彫りになった。

また、歯やハグキの健康については、歯周病の症状が多い人の94.2%が、また歯周病の症状が少ない人でも84.6%が「意識する」と回答しており、全体的に意識が高いことが分かったが、デンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃具の使用頻度については日常的に使っていると答えた人は全体のわずか17%だった。

歯やハグキの健康に対する意識はあるものの、ケアの実態が伴っていない現状も浮かび上がった。

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