インプラント等の製作過程におけるデジタル化の助けに

フィードとDIO合弁会社設立へ

平成28年10月26日、口腔内スキャナー等の製品やサービスを歯科医師に向け提供する、合弁会社「DIOデジタル株式会社」を自社子会社であるフィード株式会社及び、DIO Corporationとで設立したとノーリツ鋼機株式会社が発表した。

なおDIO Corporationは、韓国にてデジタル技術を強みとする大手歯科用インプラントメーカーである。

歯科医領領域における情報技術活用の普及等を受けて

昨今、IoTや3Dプリンターまた人工知能等に代表されるデジタル技術の進展に伴い、これらの医療分野での活用が広まっている。また、この動きは歯科医療でも例外ではなくとりわけ、口腔内スキャナーの実用レベル化によってインプラントを含む補綴物の、製作過程におけるデジタル化が図れる状況にあるのだ。

そして、これらを通じてのインプラント等を用いた治療精度及び、その効率の向上が望まれている。

こうした事柄を背景に、今回合弁会社を設立することでDIOによるデジタル技術を生かした製品及びサービスを、歯科医院向けに提供していくこととしたのだ。

これにより提供先の歯科医院における、治療精度の向上等に貢献してこうというのである。

取り組みの第1弾としてデジタルインプラント事業を開始

此度設立された合弁会社では、口腔内スキャナー及びこれとの連携に適している各種DIO製品及びサービスの提供を、順次行っていく。

その上で、今回はその第1弾として3Dプリンターにより作られたサージカル等を含む、トータルソリューションデジタルインプラント事業の歯科医院への提供を始めていくのだ。

▼外部リンク

ノーリツ鋼機グループのフィードがデジタル歯科医療に関する合弁会社を設立
http://www.noritsu.co.jp/