歯周病が全身の健康を脅かす仕組みを動画で解説

サンスター財団が公開

一般社団法人サンスター財団は、サンスターグループオーラルケアカンパニーと共に制作した歯周病に関するCGアニメーション動画を6月3日に公開した。

この動画では、歯周病が動脈硬化や糖尿病を引き起こす仕組みを解説しており、口の健康を維持することが全身の健康に繋がることがわかる動画である。動画の長さは14分42秒だ。

動画の内容

動画では、まず歯周病菌が動脈硬化の原因となる様子が描かれる。歯周病菌が血管に乗って全身に行き渡り、様々な炎症を起こし、血管内皮の破壊や血栓の形成を引き起こすのだ。

また歯周病菌が2型糖尿病の原因となる様子も描かれる。歯周病菌による全身性の炎症により、細胞内へ糖を取り込むインスリンの働きが狂わされ、血糖コントロールが正常に機能しなくなるのだ。

こうして増加した血中のブトウ糖が、ヘモグロビンやたんぱく質と結合すると、組織修復や創傷治癒の機能を妨げ、歯周病の発症・進行や歯周組織の破壊を招いてしまう。つまり歯周病と糖尿病は互いに悪化させ合う関係にあるのだ。

なお動画では、歯周病の治療により、血管内皮機能や血糖値が改善した例を紹介するなど、歯科治療の重要性も訴えている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

サンスターグループ プレスリリース
http://jp.sunstar.com/company/

動画閲覧サイト
http://www.sunstar-foundation.org/