初期虫歯になる原理を知っている人はわずか15.6%

花王、歯質ケアに関する意識調査を実施

花王株式会社は、20~60代の女性500名を対象に、歯質ケアに関する調査を行い、4月28日に結果を発表した。

まず「歯からカルシウムが流出することで初期虫歯になることを知っている」と回答した人は、わずか15.6%に過ぎなかった。大多数の人はなぜ初期虫歯になるのか知らないことが浮き彫りになった。

カルシウムを多く摂れば、歯質が強化されるという誤解

「最近、唾液の量が減ったと感じたことがある」と回答した人は全体で35.8%、世代別では40代が45.0%と最も割合が高かった。

また「カルシウムを含む食品を多く摂れば、歯質が強化されると思う」と答えた人は80.0%に上った。

カルシウムを含む食品を多く摂るだけで、歯質が強くなることはない。骨とは事情が違うのである。歯質を強化するためには、ハミガキに含まれるフッ素によってカルシウムなどのミネラルを補給し、歯の再石灰化を促す必要があるのだ。

「週2回以上、歯磨きをしないで寝ることがある」19.8%

虫歯のリスクが高まる時間帯について、89.4%が「就寝中」と答えた。一方、「週2回以上、歯磨きをしないで寝ることがある」と回答した人は全体で19.8%、40代では25.0%だった。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

花王株式会社 プレスリリース
http://prtimes.jp/main/