唾液から簡単に虫歯リスク、歯周病リスクがわかる!?

アークレイ、「唾液検査システム」開発

アークレイ株式会社は4月5日、唾液検査装置「スポットケムST ST-4910」並びに検査キット「STチェック」を発売した。

唾液を採取してわずか5分で、虫歯リスクや歯周病リスクがわかる画期的な「唾液検査システム」である。

アークレイは同システムを用いたオーラルケアの提案を、歯科医院や薬局などに対して行う意向だ。

背景

歯周病と糖尿病の相互関係が明らかになるなど、口内疾患と全身疾患との関係が注目されている。今や全身疾患を予防する観点からもオーラルケアは重要なのだ。

そこでアークレイは、唾液と口内トラブルの関係に着目し、「唾液検査システム」を開発したのである。

検査方法

まず洗口用水で10秒間口をすすぎ、すすいだ液をスポイトで試験紙に滴下する。検査装置を起動し、試験紙をセットして測定開始。5分後、測定結果が印刷されて完了だ。

なお測定結果はレーダーチャートで表示されるため、見やすくわかりやすい。

測定項目

測定項目は虫歯菌・酸性度・緩衝能・潜血・白血球・タンパク質・アンモニアの7つである。

虫歯菌・酸性度・緩衝能によって「虫歯リスク」、潜血・白血球・タンパク質によって「歯周病リスク」がわかる。さらにアンモニアによって「口内清潔度」がわかるのだ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

アークレイ株式会社 プレスリリース
http://www.arkray.co.jp/