砂糖の摂取に税をかけ糖分の取り過ぎに警鐘
イギリスの一般歯科診療学部は、1月22日、虫歯のもとになる糖分入りの飲み物に課税をすることを提案したことを発表した。
これはイギリス国民の糖分入り飲料の摂取に警鐘を鳴らすことを目的としている。
多くの英国人が甘い飲み物で虫歯に苦しむ
この背景には、イギリス国民が好んで甘い飲み物を摂取し、結果として多くの人が虫歯に苦しむという悪循環を生み出しているという現状がある。
このキャンペーンは、イギリスで有名な料理シェフであるジミー・オリバーや栄養士、「アクション・オン・シュガー」というイベントにより既に実施されているもの。
イギリス下院の保健特別委員会とイングランド公衆衛生サービスによって支持されている。
エネルギー量全体における砂糖の占める量を5%に
プレスリリースによると、イギリスでは、1990年から31%も砂糖の消費が増えており、摂取するエネルギー量全体の12~15%を占めている。
イギリスの栄養に関する科学諮問委員会の試算に基づき、この数字は5%未満にするべきだという意見が出ている。
課税し、砂糖の摂取を抑えることで、子供に蔓延している虫歯や糖尿病、心臓病や、ガンを予防することができる。
(画像は一般歯科診療学部の公式サイトより)
▼外部リンク
一般歯科診療学部 ニュースリリース
http://www.fgdp.org.uk/