英国歯科医師会、イギリス政府に提言へ
英国歯科医師会は、11月30日、イギリス政府に対し、児童の肥満を防ぐために健康に対する取り組みに力を入れるよう、イギリス議会のヘルス・コミッティ・レポートの中で呼びかけた。
これは、予防歯科への取り組みを今以上に強化すべきだと訴えるもの。
マーケティングや、商品のラベル、税制、糖分を含んだ加工食品に対する規制強化を求めるもので、児童の肥満に関する懸念やそれに関連した虫歯などについてまとめられている。
イギリスの子供は歯痛に苦しむ
イギリスの児童において、医療機関の受診理由の第1位は歯科に関するトラブルである。
砂糖への依存を減らすために、日常の生活の中で少し立ち止まって考えることが必要だ。
国民の税金の多くが虫歯治療に利用されている
児童による肥満と虫歯への費用は非常に高く税金も多く使われていることから、国全体での対策は必要となっている。
また、現状、イギリス国内において税金の利用の仕方や規制が全くないのも問題である。
国民が砂糖摂取に関して真面目に取り組もうとしない限り、それが原因となる医療費がかさむこととなり、税金を多く使うことになるだけでなく、子供たちの健康も悪化するという悪循環は消えない。
(画像は英国歯科医師会の公式サイトより)
▼外部リンク
英国歯科医師会 プレスリリース
https://www.bda.org/