シュガーレスの飲み物、歯には良くない?
オーストラリアのメルボルン大学は、11月26日、シュガーレスの飲み物は歯のエナメル質を傷つける恐れがあると警告した。
これは同大学のオーラル・ヘルス・コーポレーティブ・リサーチ・センターが行った研究に基づくもの。
シュガーフリーの飲料に対して行った実験内容
この研究で、同大学はソフトドリンクやスポーツドリンクを含む23種類の飲み物を調査し、酸性で且つ水素イオン指数が低い飲み物は歯のエナメル質を傷めることを発見した。
これは、シュガーフリーの飲み物、つまり、糖分が入ってない飲み物であっても同じ結果であった。
化学的な酸味料も虫歯の原因に
多くの人は、砂糖の量を減らせば虫歯にならないと信じているが、食べ物や飲み物等に含まれる化学的な酸味料は、歯を痛めつけることが判明した。
初期の段階では、歯のエナメル質の表面が蝕まれ、中期以降のステージになると歯の中のやわらかい部分まで進行する。
初期の侵食は、歯科医や歯科衛生士によって見つけることが可能であるため、治療を行えば失ったミネラル質を補うことができる。
また、中期以降の治療は、詰め物をするか被せることで対応可能だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
メルボルン大学ニュースリリース
http://newsroom.melbourne.edu/