日本人約9割「自分は歯周病ではない」
歯ぐきの健康を通して全身の健康を推進する団体『オーラルプロテクトコンソーシアム』は、日本人20~40代の男女600名と欧米の在日外国人100名を対象に「オーラルケアの実態に関する意識調査」を実施した。
同調査によると、在日欧米人の約7割が「日本人の口臭にガッカリしたことがある」と回答した。
一方、日本人の約8割が歯周病と言われる中、約9割が「歯周病ではない」と回答しており、口臭の1つの要因たる歯周病に対してほとんど自覚がないことが浮き彫りになった(下図参照)。
また在日欧米人の約7割が「日本人にオーラルケアを徹底してほしい」と回答している。また約4割が2020年の東京オリンピックに向けて「日本人は口臭を改善を試みるべき」と答えている。
日本人は口臭(歯ぐき臭)の原因たりうる歯周病に対してほぼ無自覚であること、欧米人に比べてオーラルケアが甘いことが明らかになった。
問題は歯磨きの回数ではない!
同調査では日本人600人に対し、どのくらいの頻度でオーラルケアを行っているかを尋ねている。すると「1日2回以上」行っている人が約7割に上った。にもかかわらず欧米人に口臭のことでガッカリされたり、日本人の約8割が歯周病と言われたりしているのである。
つまり問題は歯磨きの回数ではなく、リスク部位がケアできていないことだと同調査は指摘する。歯周病が最も発生しやすい部位は隣接面や最後臼歯遠心で、これらのケアにはフロスなどを使う必要があるという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
オーラルプロテクトコンソーシアム プレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/76157
オーラルプロテクトコンソーシアム
http://www.oralprotect.jp/index.html