夏に虫歯の元が作られる?

予防歯科の重要性

2015年7月17日、千葉県の海星会ニュータウン中央歯科室はブログに、夏だからこそ歯の健康に気をつける重要性があることと、虫歯の予防として食後にお茶や水でうがいを行うことを勧める、記事を掲載した。

海星会ニュータウン中央歯科室は予防歯科に力を入れる歯科医院である。70歳での平均残存歯数はスウェーデン20本、アメリカ17本、日本8本と大きな差が出ているが、日本人は歯科医院には痛くなってから通うというイメージを持っていることが影響している。

「加齢とともに歯を失うのは当たり前」ということはない。きちんとメインテナンスすれば自分の歯を末永く維持できる。もし歯に痛みがなくても、ヘアサロンに通うような感覚で、予防のために定期的にメインテナンスをしに、歯科医院に通うことが重要だ。

夏の虫歯 原因は?

炭酸飲料などで歯が溶けるのはジュース等に含まれる酸が原因である。歯の表面を覆うエナメル質は酸に弱く、口内が酸性環境(pH5.4以下)になると溶け始め、虫歯や知覚過敏の原因となり、着色して歯にまだら模様ができる、酸蝕歯(さんしょくし)になる。

酸を含む飲食物として、炭酸ソーダ、コーラ、オレンジジュース、スポーツドリンクなどに加えて、美容健康ドリンクや野菜・果物、黒酢飲料などにも注意が必要だ。摂取の仕方によって、歯に深刻な影響を与えることになる。

酸蝕歯防止には、食後にお茶や水でうがいを!

エナメル質へのダメージを防ぐ方法酸性度が高い飲食物を摂取するときは、口内に長時間ためないようにすることが重要である。

長時間かけて飲食せず、飲食後にはうがいをすることや、お茶や水で口をすすぐことの他、ガムをかんで、酸性化した口内を中性化する作用がある唾液の分泌量を増やすことも良い。

夏は生活リズムが変わりやすいため、歯磨きの回数や歯磨きにかける時間が減少しがちになる。エナメル質を酸蝕歯にしないように心がけるだけでなく、美味しい物を食べて、いつもより少し時間をかけての歯磨きを忘れずに行い、健康な歯の維持を。

▼外部リンク

海星会ニュータウン中央歯科室 ブログ
http://kaiseikai-newtown.jp/