新しい歯科器具で、痛みを伴わない歯周病治療が可能に

歯根を傷つけない歯科器具

アメリカ・アリゾナ州の歯科医であるワトキン博士は、6月25日、歯周病治療にペリオスコピーという歯科器具を用い、歯根を傷つけずに治療することが可能になったと発表した。

ワトキン博士は、インプラント・アンド・ペリオドンタル・メディシン・アンド・ウェルネス・センターの歯科医。

従来の治療法は痛みを伴うもの

従来の治療法は、手術を行い、悪くなっている箇所の大きさを測定し、洗浄する方法。加えて、歯周病に冒されている患部を、患者自身がどのような痛みを感じるか調べながら歯周病治療を施していた。

これまでは、歯根の部分については、歯科医は直接視ることができなかったため、ほぼ手探りでの治療であった。プレスリリースによると

約半数において、十分に歯根を除菌、結石を除去することができてなかった

という報告もあがっていた。

新しい歯科器具ペリオスコピーとは?

ペリオスコピーは、小型の医療用のカメラで歯肉線より下に起こる歯周病の治療に用いられる。この器具により、費用が安く済み、効率的に施術を行うことができ、不快感ももたらさない。

48倍にした歯肉の画像を見るだけではなく、患部を映像でも見ることが可能である。

ペリオスコピーを用いることで、手術なしで歯根の状態を視ることが出来るようになったため、バクテリアや歯石を排除することが可能である。

(画像はインプラント・アンド・ペリオドンタル・メディシン・アンド・ウェルネス・センターの公式サイトより)

▼外部リンク

インプラント・アンド・ペリオドンタル・メディシン・アンド・ウェルネス・センター
http://www.azimplantsolutions.com/

PR WEB
http://www.prweb.com/releases/2015/06/prweb12814242.htm