お口を洗うジェル
日本歯科薬品株式会社は、国立研究開発法人国立長寿医療研究センターと共同で、要介護高齢者の口腔ケア用ジェル「お口を洗うジェル」を開発した。
同商品は2015年7月3日(金)より全国発売される。内容量は80gで、希望小売価格は税込1620円。
水ではなくジェルである必要性
継続的な口腔ケアが高齢者の肺炎を予防することは知られている。また口腔ケアは高齢者の疾患改善や健康増進に繋がるとして注目されている。しかし要介護高齢者に水を用いて口腔ケアをすると、誤嚥(ごえん)性肺炎を起こす恐れがある。
飲食物や唾液などが誤って気管に入ることを誤嚥と言うが、この際に飲食物などと一緒に口の中の細菌まで気管に入り、肺に到達して炎症を引き起こすことがある。これを誤嚥性肺炎と言う。
このような誤嚥性肺炎を防ぐために「お口を洗うジェル」では、水の代わりに誤嚥しにくいジェルを用いている。
「お口を洗うジェル」に国立長寿医療研究センター歯科口腔先進医療開発センターが考案した「吸引器と吸引管を併用する口腔ケアシステム」を併用することで、誤嚥の心配がある患者に「水を使わない口腔ケア」ができるようになった。
商品特長
塗り広げやすく、たれにくいジェルで汚れを軟化させてからめとる。ジェルは吸引、除去しやすい性状なので、素早く吸い出すことができる。
（画像はプレスリリースより）
▼外部リンク
日本歯科薬品株式会社 プレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/64107
商品情報
http://www.nishika.co.jp/okuchiwoaraugel/index.html
