NHK朝の情報番組「あさイチ」(2月2日放送分)がドライマウスの特集を組んで放送した。
ドライマウスとは唾液の分泌量が減少して、口の中の菌が増えることだ。菌が増えると口臭や歯周病、虫歯など様々なトラブルの原因となる。潜在患者数は約800万人。患者の9割は女性だという。
番組では40代以上の女性の口の渇きを調査し、原因を究明。さらにドライマウス対策として唾液の分泌量が増やせる「カラオケ曲」や口呼吸を改善する「ボタン法」を紹介した。
番組によるとドライマウスの原因は、ストレス、薬の副作用、口呼吸などとしており、ドライマウスの専門外来では、唾液分泌量を測定し、問診を行うことで原因を見極めている。
自覚症状としては番組では次のものが挙げられていた。
・パンやビスケットが食べにくい
・夜 口が“乾いて”目が覚める
・虫歯が増えた
・味がおかしい
・舌が痛い
・会話がしにくい
(鶴見大学病院ドライマウス外来の問診表より抜粋)
(NHK「あさイチ」ホームページより)
ドライマウスの主な原因に口呼吸がある。口呼吸をしてしまう人は、唇の周りの筋肉が衰えているのだ。そこで番組では唇の周りの筋肉を鍛える「ボタン法」が紹介された。
ボタン、50センチほどのタコ糸、300ミリリットルほどが入るペットボトル
<作り方>
タコ糸の両端に、ボタンとペットボトルを結びつける。
<やり方>
1.ボタンを唇と歯の間に挟む。
2.顔を真下に向けながら、持ち上げる。
3.20秒間その姿勢を維持する。1日5セット繰り返す。
※重くて持ち上げられない場合は、100ミリリットルなど20秒間持ち上げられる重さに変更する。300ミリリットルを持ち上げられるまで続ける。目安は2週間。(NHK「あさイチ」ホームページより)
番組によると歌を歌うことが、唾液の分泌を活発にするのに有効だという。カラオケ機器メーカーの朝倉光生太さん調べによる「唾液が増やせる曲」が紹介された。
2位 「ようかい体操第一」 Dream5
3位 「promise」 広瀬香美
(NHK「あさイチ」ホームページより)
▼外部リンク
NHKあさイチ 2月2日の放送内容
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2015/02/02/01.html