幼稚園児から高校生まで「虫歯」は最悪期の半分に

学校保険統計調査-平成26年度速報公開

2015年1月23日、文部科学省は平成26年度の速報値を公開した。学校保険統計調査は学校における幼児、児童および生徒の発育および健康の状態を明らかにすることを目的として、1948年より毎年実施されている。

調査対象は幼稚園、小学校、中学校、中等教育学校、高等学校の満5歳から17 歳までの児童等。調査項目は身長、体重および座高の発育状態と健康状態(疾病・異常の有無)。調査は抽出法により行われ、抽出率は発育状態が5%、健康状態が23.8%。調査時期は2014年4月1日から6月30日の間に実施。

確定値の公表は2015年3月の予定とのこと。

虫歯は最悪値から半減

1970年から1980年にかけて各年代とも最悪値となっている。その割合は95%前後。

2014年度の調査では高校生53.08%、小学生52.54%、中学生42.37%、幼稚園38.46%ですべて2013年度よりも減少している。

虫歯の割合は処置完了と未処置を含んでいるが、「未処置歯のある者」の割合は、すべての年代で調査開始以降、最低。1984年度から調査を実施している、中学生のみを調査対象とした永久歯の虫歯の本数の調査は一人当たり1本とこれも過去最低となっている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

文部科学省 プレスリリース
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/